宅配弁当nosh(ナッシュ)は、アレルギーに対応しているのか?
ナッシュの公式サイトには
「nosh-ナッシュ」の商品はアレルギーに対応しておりません。
はっきりとアレルギーに対応していないことが書かれていました!
ナッシュには、苦手な食材を避けることが出来るサービスがありますが、アレルギー食材を排除するものでもなければ、アレルギーに対応した特別な料理があるわけでもないので、アレルギーが心配な方は注意してください。
アレルギー食材を簡易的に避けることはできます
宅配弁当のナッシュの料理は、いわゆる”加工食品”ということになるわけですが、現在日本では、特に発症しやすく、症状が重くなりやすい”7つのアレルギー”に対して表示が義務づけられています。
表示義務のある7つの特定原材料 |
卵、乳、小麦、そば、落花生、えび、かに |
その次に、発症の頻度や症状はそこまでではないけれど、できるだけ表示するように推奨されている原材料が21種類あります。
表示を推奨されている21品目 |
あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、牛肉、キウイフルーツ、くるみ、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、アーモンド |
ナッシュはこれらの表示義務がある7つの原材料と、表示を推奨されている21つの原材料をできるだけ避けて注文することが出来る「食材フィルタ」というサービスを使うことが出来るんです。
ナッシュの「食材フィルタ」サービスとは

先ほどの表示義務のある7つと、表示が推奨されている21の食材、合わせて28品目から、避けたい食材を登録することが出来るサービスが「食材フィルタ」です。
※ナッシュの表示には「魚」が追加されているので29品目になっています。
「食材フィルタ」で、苦手な食材を登録しておけば、その食材が含まれているメニューを避けて送られてくることになります。
たとえばナッシュのメニューの「彩り酢豚」の場合だと

原材料の中に、小麦、卵、乳、えび、かに、豚肉、鶏肉、牛肉、さば、大豆、山芋、ごま、ゼラチンが含まれるわけですが、「食材フィルタ」に、そのうちの一品でも登録していれば「彩り酢豚」は自動的に排除してくれるというわけです。
ただし、注意しないといけない点がいくつかあります。
選択した場合は選択メニューが優先される
「食材フィルタ」で避けたい食材を登録している場合でも、自身でメニューを選択した場合は、選択したメニューが届くことになります。
※「食材フィルタ」に登録している食材が入ったメニューを選んだ場合には、警告マークが表示されます。
メインプレート以外のメニューが届く可能性も
「食材フィルタ」は、苦手な食材をいくつでも登録できますが、複数、もしくは多くのメニューに使われている食材を登録した場合は、メインプレート(弁当)では、対応できなくなることがあるかも知れないようです。
ナッシュはなぜアレルギー対応ではないのか?
ナッシュはアレルギーの出やすい7つの特定原材料と、さらに21種類の原材料を避けて注文することが出来るわけだから、アレルギーに対応しているといってもいいような気がしますよね。
ではなぜ、ナッシュはアレルギーに対応していないというのか?
公式サイトの「よくあるご質問」にはこうあります。
「nosh-ナッシュ」の商品はアレルギーに完全対応はしておりません。
全商品を同ラインで製造しているため、食材フィルタに登録していても、該当の食材を確実に排除できるものではございません。
アレルギーによって重篤な症状が出る方は、ご利用をお控えください。
つまりアレルギーに完全対応するためには、アレルギーの食材を使う製造ラインとは、完全に分けないといけないといけないけれど、ナッシュの工場では、すべての商品を同じ製造ラインでつくっているので、完全なアレルギー対策はできないといっているわけです。
アレルギーに完全対応するということは、コストもかかるし、メニュー数の多いナッシュには不可能に近いでしょう。
まとめ:ナッシュとアレルギーについて
アレルギーといえば、症状に悩む本人にとっては、かなり深刻な問題なのですが、アレルギーの人にナッシュをおすすめするような記事が、いくつも目に入ったので、記事にしてみました。
まとめると、ナッシュはアレルギーの出やすい食材(7+21)に対して、それらを避けて注文しやすくなっていますが、製造ラインが同じなので、調理する過程で完全に排除することはできない、ということですね。
アレルギーが心配な人は、ナッシュの利用は控えた方がよさそうです。
「ちょっと苦手な食材がある」というぐらいの好き嫌いがある人なら、ナッシュは最適だといえるでしょう。
嫌いな食材を登録しておけば、苦手なメニューが送られてきて、嫌々食べないといけないという心配がなくなりますよね。